これまでの「構造改善」の一例
1. 発信のOS統合(SNS/HP/事業言語の一本化)
● 経営者の言葉を翻訳し、発信のOSを整える
20年の情報発信、13年の職業ライター経験を通じて、複数の媒体でバラバラになっていた言葉を「ひとつのOS」に統合。
- SNS / HP / セールスレター / 講座内容などで使う言葉を整理
- 経営者の頭の中にある世界観を、顧客が理解できる言葉に翻訳
- 投稿量を増やすのではなく、「伝わる精度」を上げる設計
結果として、自然に反応率が上がりやすい土台が整い、安心して発信を続けられる状態をつくりました。
※この考え方・論理は、自治体講座や企業研修でも指導しています。
2. 事業構造の再設計(商品・価格・導線)
● 商品構成と価格の再設計で、利益構造を立て直す
クラウドファンディング案件だけでも130件以上。
その多くで行ってきたのが、
- 商品構成の組み替え
- 価格戦略の再設計
- 顧客導線(知る → 興味 → 購入)の構造づくり
価値はあるのに「伝わらず売れない」「利益が残らない」事業に対して、顧客にとっての分かりやすさを軸に、商品と価格・導線を再設計。
売上だけでなく、「時間と労力に見合った利益が積み上がる仕組み」に改善してきました。
3. 意思決定構造の改善(社長の盲点の可視化)
● 思考の癖を可視化し、意思決定の質を安定させる
週一専務や個別の壁打ちを通じて、一番多く起きているのが、
- 社長自身の「思考の癖」「前提の思い込み」による迷走
- 言語の揺れが原因で、判断基準が毎回変わってしまう状態
これに対して、
- 社長の口ぐせ・判断パターンを整理
- 「何を基準に決めるか」を構造化
- 経営判断のOSを、一緒に言語化
を行うことで、迷わず決められる意思決定の土台をつくります。
外から答えを押し付けるのではなく、社長自身が「自分の癖と基準」に気づき、以降は自走できる状態を目指しています。
4. 組織内の言語統合(チームの認識齟齬を消す)
● チームの認識齟齬を解消し、行動スピードを上げる
行政の連続講座(クラファン/発信PR)や、企業の採用広報・現場インタビューなどを通じて、
- 経営者・現場・広報が「バラバラの言葉」で話している
- 提供価値の定義が、人によって違う
- 採用・育成・発信で、毎回ズレが生まれる
といった状態に何度も出会ってきました。
そこで、
- 会社としての「提供価値」を共通言語に落とし込む
- 社員インタビューを通じて、リアルな言葉と接続する
- 幹部会議などで、同じOSで話せる状態をつくる
ことで、関係者全員の理解が揃い、実行スピードが上がる状態を支援しています。
5. 理念 ⇄ 現場の橋渡し(ビジョンを行動OSに翻訳)
● 独り歩きしていたビジョンを、現場の行動OSに変換
「良いことを言っているけれど、現場が追いついていない」
そんな事業に対して、
- 抽象度の高いビジョンやミッションを、 現場の言葉に“翻訳”しなおす
- 日々の判断・行動の基準にまで落とし込む
- 行政講座・企業研修では「理念 → OS → 行動」の流れを体系的に伝える
というアプローチで、理念と現場がちぐはぐにならない構造をつくっています。
事業のピボットや再設計の場面では、この「理念 ⇄ 実装の翻訳」がいつも核になっています。
